こんにちは 学び舎めぶき代表の永井です。
いつもたくさんの応援・ご協力、ありがとうございます!
今日は学び舎めぶきの方針を改めて皆様にお伝えできたらと思い、記事を投稿しました。
めぶきの周りは花がいっぱいです
学び舎めぶきは、立ち上げから2年半が経ちました。
手帳の有る無し、経済的な状況に関係なく、誰もが一歩進みたいと思った時に、安心して経験が積める場に、という想いで、利用料を無料にし、みんなで仕事を作りながら、「運営の自立」を目指してきました。
これまでの登録者数は下は小学生から上は40代の方まで、80名を超えました。
半数近くは他の支援につながったり、一般就労につながったり、ひきこもり状態から次のステージに進んでいます。
現在は残りの40名近くがそれぞれのペースで通いながら、人と関わる、仕事をする、生活力を身に付ける、など、様々な経験を積み、社会に出ていく力を育てています。
連絡が取りにくくなっている方もいますが、「つながり続けていく」ことを大切にしたいと思っています。
【有料か、無料か】
さて、立ち上げ当初からずっと問われ続けてきたことがあります。
それは、「有料にしないのか」ということ。
福祉事業所ではないため、補助金はありません。
自社事業で運営の自立を目指す、と掲げて進めてきましたが、そう簡単なことではありません。
これまで、企業さんから仕事をいただいたり、ご寄付をいただいたり、可能な助成金を活用させていただいたりしながら、なんとかここまでやってきました。
そういう状況を見て、「大丈夫なのか」と色々な方から心配の声をいただいてきました。
そしてここ最近、有料についてのご質問をいただくことが続き、改めて考えてみました。
・有料にすることで、利用者さん自身の自覚も芽生えるのではないか
・少しでもいただければ、経営にプラスになるのではないか
などなど、確かになーと納得できるご意見ばかりだったのですが、
結論としては、このまま、無料でやることに決めました。
【一人ひとりができることを】
現在、川中島めぶきでは、仕事を作り、雇用につなげていけるようにしていますが、本来の仕事以外でも、気が付いた人が自分で色々な手伝いをしてくれたり、ボランティアでたくさんの方が出入りしてくださっています。
二拠点目の篠ノ井ポンちゃんちは、小中学生が主な対象ですが、保護者の方が色々な場面で関わってくださったり、また、食材を提供していただいたりしています。
なかなか手伝いには行けないから、と寄付をしてくださる方もいます。
ポンちゃんも大活躍
皆さんそれぞれ、今の状況でできることを心よく差し出していただいている今の状況が、やはりとても心地よいと感じています。
【自分たちで、創る】
自治とは、「自分のこと、あるいは自分たちのことを自身で処理し治めること」
(by コトバンク)
私が目指していきたいのは、ここです。
そのためには、自分は何ができて、何ができないか、何がやりたいのか、を自覚することがとても大切だと感じています。その上で、お互いに尊重し合い、助け合う。
「こんな場所があったらいいのに」は自分たちで創るしかありません。
誰かがやってくれるのを待つ
でもなく、
お金を出しているんだからやって
でもなく、
「自分が」考えて、動く。
一人ひとりが自分の人生に責任を持って、生きていける社会を目指していきたいと思います。
ということで、これからも挑戦と試行錯誤が続きますが、みんなで理想のコミュニティを守っていきたいと思います。
ある利用者さんが、「めぶきに出会えたのは奇跡」と言われていて、そんな風に感じてくれていることに感動しました。みんなの希望を、夢を、一緒に叶えていける場にしていきたいと思います。
そんな記事を書いていた今日、利用している子のお母さんが、ちょうどあったからもしよかったら使ってくださいとラップを持ってきてくださいました。気にかけていただいているということが何よりも有難く、心が温かくなりました。
いつも本当に、ありがとうございます。
そしてこれからも、学び舎めぶきをよろしくお願いします。
みんなで、理想の場を創っていきましょう。
学び舎めぶき
代表 永井佐千子
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